「夢」とは、睡眠中に「現実ではない仮想的な体験」を体感する現象のことである。
睡眠時に大脳は何も感じていないと考えられているが、覚醒時と同様な活動状態を示す脳波になると、活動に刺激されて反射運動がみられる場合がある。寝言もこの反射運動の一種だと言われており、中には歌を歌いだす場合もある。
こうした反射行動の中には、日常生活では見られない行動や不思議な行動も見受けられる。フロイト(オーストラリアの精神分析学者)の報告によれば、普段聞きなれているのに発音できなかった外国語を突然、流暢に喋りだすという事例まであるそうだ。
また、睡眠中に突然起き上がり歩き回るが覚醒時にはその記憶が残っていない…といった行動が顕著に見られる場合、それを「夢遊病」と呼ぶことがある。
夢は人間に限られた現象ではなく、ほ乳類をはじめとするほとんどの恒温動物が夢を見ている。これらの恒温動物も人間と同様、睡眠中に覚醒活動状態の脳波を示したり、反射運動として尻尾を振ったり、鳴き声をあげるなどが確認されている。
